医療事務資格完全ガイド>その他の業務

OA入力業務から統計業務、未収金の徴収まである医療事務の業務。
医療事務には「庶務的業務」もたくさんあります。

以下に記載してある業務の他にも、医事課に来る保険者などからの文書の整理やそれに対する回答、物品管理、交通事故などの被害者の診療にあたっての保険会社との交渉や連絡業務もあります。


→ オペレーション業務

病院での診療行為はすべて点数化して請求するため、医師は処方や注射などの診療行為をすべて伝票に記載する事が必要になってきます。
従来、診察時に紙形式の伝票へ医師が記入していく方法が取られていました。
医療事務はこれらの伝票やカルテをもとに点数を算定し、会計処理をしていました。

以前は手書きで行われていたものですが現在は「レセプトコンピュータ」で電算処理されるようになり、医療事務は
診療行為などを入力していけば自動的算定される仕組みとなりました。

これにより計算ミスも減るなどのメリットが生まれました。

しかし、規模の大きな病院ではレセコンへのデータ入力が担当部署に集中します。
「オーダーエントリーシステム」という医師や看護婦が診察現場で医療行為を逐一入力していくシステムものちに誕生しましたが、まだまだ紙形式での伝票形式も多く、オペレーション業務は医療事務の一業務といえます。



→ 統計業務

病院も一般企業と同じく、一つの経営体です。
したがって財務分析や患者動向調査など経営状況を判断するために各種統計が必要不可欠です。

外来・入院患者数の動向やその内容、病床稼働率などの統計・分析をして、病院経営に役立てたり、行政機関に提出したりしています。

また、患者統計資料の作成業務もあります。
患者統計資料とは、その病院の患者動向を一日単位でみるものです。

以下のような数値を毎日更新して供覧用の資料として毎日提出するものです。

(1)一日平均患者数
(2)新患率
(3)平均通院回数
(4)病床利用率
(5)平均在院日数
(6)病床回転数

またそれらをもとに収益の統計もします。
入院収入や外来収入などを医療費の負担者別や診療行為別に分類し、患者一人一日あたりの平均診療額などを算出して経営上の資料にします。



→ 病院報告業務

医療機関は毎月5日までにその所在地を管轄する保健所長に「病院報告」を提出しなければなりません。
病院報告には、入院患者・外来患者に関する報告を記入する患者票とその医療機関に従事している職員数を職種ごとに報告する従事者票があります。

報告用紙は4枚になっており、厚生労働省・都道府県・保健所などで保存される事になっています。



→ 未収金リストの作成 督促

医業収入の大部分を占めることになる保険診療収入は、保険者と患者さんから支払われるものですが、患者さんからの一部負担金についてはさまざまな理由から未収金が発生する事があります。
そのような場合に備えて、未収金リストを作成し、未収金の督促を行うなどの管理が必要になります。

また既に発生してしまった未収金を徴収するためには督促をしなくてはなりません。

(1)電話による督促
(2)文書による督促
(3)訪問による督促
(4)小額訴訟など法的措置による督促

徴収する事が出来なかった未収金は不良債権となってしまいます。
時効は3年となっていますので、その期間内に徴収出来るよう努力しなくてはなりません。

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